2020年のSKALEについて、これ以上言う必要はないと思います。苦労もありましたが良い面もありました。2020年は、SKALEコミュニティ、Ethereumコミュニティ、そして暗号資産全体にとって記念すべき成果のある年でした。

SKALEコミュニティは現在、開発者、バリデーター、デリゲーター、トークンホルダー、アンバサダー、コアチームなど、多くの人々で構成されています。このコミュニティと1年間の振り返りについて共有することを目的に、コミュニティがどのようにしてこのネットワークを現在まで成長させてきたのかをまとめました。

私たちは、45以上のバリデーター機関が運営する150以上のノードからなるネットワークとして、90ヶ国から約4,000人のステークホルダーが参加し、プルーフ・オブ・オーソリティのフェーズ1から完全に分散化されたプルーフ・オブ・ステークのフェーズ3まで、3つのフェーズをローンチするための期限を厳守しました。

今回、2021年の目標についても言及しました。
1月はSKALEネットワークにとって特別な月になるでしょう!

2020年の振り返りをはじめます。

1月:ハッスルモード。

私たちは、純粋に粘り強く一年をスタートさせました。コミュニティ、コアチーム、オープンソースの貢献者は、ConsenSys Activateプルーフ・オブ・ユースのローンチに向けてネットワークを準備し、2020年の計画を最終的に決定するために日夜働いていました。

私たちは、第1四半期末のメインネット第1フェーズのローンチを目標にしていましたが、ローンチに間に合わせるために急ぐ必要があることを知っていました。そのプレッシャーはますます大きくなっていきました。

2月:ハッカーをサポート!

ETH Denverは今年最大のハッカソンです。ETH Denverをハッカソンのロラパルーザ(ロック・フェスティバル)と呼ぶ人もおり、バフィコーンという単語を調べることで、その理由について知ることができます。ハッカソンはエキサイティングだったものの、SKALEネットワークを支えるエンジニアたちは厳しい立場に置かれました。SKALE ConsensusとSKALE Dのアップデートされたコアコードの変更に合わせてテストネットを動作させるためには、リソースをメインネットから呼び出す必要があります。

最終的には、ハッカーを支援するという明確な決定がされました。3週間もの時間ロスによる壮大な計画に影響はありません。特にETHの開発者がSKALEのミッションの中核を担っているという事実を考慮すると、問題ではありません。

Ethereum開発者を成功に導く

では、もう一つの要素を追加します。ConsenSys Activate / SKALEのパートナーシップとローンチを発表することになりました。これは重要性が高く大きなイベントでした。その時にConsenSysに在籍していたEjaaz氏は、メインステージでActivate商品と戦略を披露する予定でした。

テストネットをアップデートし、パブリックセールとプルーフ・オブ・ユースのローンチという世界的なPRの準備をするために、チームは2週間眠れないほどの時間を費やし、最終的には大成功を収めました。サインアップの数は驚異的なもので、両チームとも期限に対するプレッシャーを感じていました。

3月:パリのETH CC、コロナによるトイレットペーパー不足。

当時を振り返ってみると、多くの人にとって、コロナはいつかあなたの街に「影響を与えるかもしれない」というニュースとして、健康面や社会全体への影響は小さなものでした。

私はConsenSysのパートナーシップにおける認知度を高めることを目的とした大きなイベントが予定されていたため、飛行機に乗って日本に飛びました。そのため、ETH CCに参加することができませんでした。ありがたいことに、他のコアチームのメンバーが立ち上がり、パリに向かいました。

イベントでは、驚くべき技術的議論、素晴らしい人々、本質的な会話がみられ、Stan氏は人生で最高のイベントだったと語りました。しかし、残念なことにイベントはヨーロッパとアメリカでコロナの第一波と重なりました。その直後、コアチームの多くの人がコロナにかかり、イベントに参加したETHコミュニティの多くの人が重症化しました。コロナはその病原性と影響力を示し始めていました。

ローンチの期限が迫っていたものの、多くの人々が病気の影響で亡くなり、経済は至る所で停止していたため、それほど重要ではないように思えました。去年の春は大きな恐怖を抱いていたことを覚えています。人々はトイレットペーパーや肉製品や冷凍食品を買い溜めし始めました。そして、オフィスは閉鎖されました。

悲しいことにスケジュールの変更が必要になりました。第1四半期の目標を達成することを諦め、第2四半期のローンチに向けて調整をしました。これは、7月1日までにメインネットのフェーズ1をローンチすることを約束したことを意味します。何が起こるかわかりませんでしたが、目標を達成しなければなりませんでした。


4月:新オペレーティング・モード

隔離とソーシャル・ディスタンスには、ほとんどの人が慣れてきていました。最初の3週間は永遠のように感じられましたが、隔離から1ヶ月後には、大したことはありませんでした。

さらに、オフィスで一緒に仕事ができないことに対して、文化的に適応しなければなりませんでした。サンフランシスコとウクライナのコアチームのオフィスは閉鎖され、在宅勤務となりましたが、私たちには在宅勤務の経験がありました。多くの人にとっては、これが初めての経験であり、挑戦でした。生産性が低下していたので、新たな一歩を踏み出す必要がありました。

3月、4月は暗号資産市場や経済全体が底をつき、厳しい状況でした。BTCも5Kドル以下に下落し、何か楽しみにできるものが今後のモチベーションとして必要でした。


5月:希望

長いトンネルの先に光が見えたのを覚えています。食品サプライチェーンの災害と悪夢のような日々は、管理可能なものに変わりました。病気になったり、愛する人を失った多くの人にとっては悲しみが続くものの、それを乗り越えることができたのです。暗号資産コミュニティも同じように感じているようでした。気晴らしの時間や仕事に集中する時間など、私たちは今、自分たちのルーティンを考え、どこで働いていても生産性を高める方法を学びました。

また、DappコミュニティやEthereum開発者コミュニティの再活性化もみられ、SKALEイノベーター・プログラムは毎日新しい見込み客を獲得していました。私たちは今月、10以上のdAppをSKALEイノベーター・プログラムに持ち込みました。

この時点で、第2四半期の期限である6月30日にネットワークをローンチするという公約を果たすことができる可能性について認識していました。物事は明るく見え始めていましたが、実現には完全な分散型コミュニティとして団結しなければならないことも認識していました。

6月:メインネットフェーズ1

期限に間に合う自信はあったものの、確信はできませんでした。自分たちが最高のチャンスを掴み取るために、コアチームのほとんどは、可能な限りの仕事をすると約束しました。文字通り、昼夜できる限りの時間を費やしました。ある時点では多幸感に達し、目標達成に向けてひたすらに働き続けました。

また、SKALEに取り組む人や組織の数も急増しました。以前は、SKALEの構築、ローンチ、サポートなど運営に従事している組織は約10組織50人でした。突然、テストネットの実行、コードベースへの貢献、ローンチの調整、セールの実行、コミュニティのサポート、プルーフ・オブ・ユースのタイムラインのローンチに向けて、数百人が協力して働いている50以上の組織に拡大しました。

これを実現するためには第2四半期のすべての時間が必要でした。期限まで残り数時間というところでフェーズ1のメインネットがローンチされました。コア開発者は徹夜でローンチを成功させたのです。


SKALEネットワークのライブ中継

7月:新たな風

7月はとても平穏でした。コミュニティで働いている人は全員休息をとっていました。8月が大変なことになることはわかっていたものの、少し余裕を持って通常の勤務時間に戻りました。

8月:思いがけない幸運

なぜ、SKALEがプルーフ・オブ・ユースのローンチを行ったかという質問が多く寄せられました。その理由と重要性を簡潔に説明します。

簡単に言うと、コンプライアンスとネットワークの健全性が重要だということです。SKLはユーティリティトークンであり、機能的で分散化されたソフトウェアであることを証明する必要がありました。これは、パブリックセールの後、60日以内にすべてのパブリックセールの購入者がトークンを利用し、トークンが流通する前にSAFTのコンバートが必要になることを意味します。

8月17日はオークションが開始となる重要な日でした。12,000人以上がサインアップし、4,000人が参加を許可されるまでのハードルを乗り越えて、7,000万ドル以上に相当するSKLを購入しました。

過去2ヶ月間は、技術的な問題を抱えた一連のオークションがあり、人々は彼らが入札に参加することを保証するフロントランニングボットをデプロイしました。私たちはこれが問題になると考えていました。結局、それは非常に大きなパフォーマンスの問題となり、アクティベートチームは、オークション開始直後にセールを停止するという強い決断をしました。ウェブサイトが過負荷状態だったのです。詳細はこちらをご覧ください。

この日は全員にとって大変な一日でした。私たちは天の恵みともいえる需要に興奮していたのですが、オークションが中止されていなかったら、数百のSKLトークンステーカーしか存在しなかったでしょう。そのようなことは望んでおらず、真の分散化への道でもありませんでした。

ローンチに携わったチームは、改良された技術を用いて再びオークションを実行することで、購入者の数を少なくするか、あるいはできるだけ多くの人にアクセス権を与えるようにするのか、厳しい決断に迫られました。結局、オークションではなく、購入者一人一人に同額の購入機会を与えることにしました。全員が幸せになる方法はありませんでしたが、これが最善の選択でした。

9月:バリデーターが登場!

9月の第2週目にセールを開催しました。結果、大成功を収めました。90ヶ国から約4,000人がトークンの購入をしました。すべての購入者は、12月1日にトークンのロックを解除する為にトークンをステークする必要がありました。これはすべてスマートコントラクトで管理されていました。詳細はこちら。

40SAFTの購入者は、プルーフ・オブ・ユーズにコミットしています。これはPoU期間中にトークンを受け取るために、そのトークンにもステークすることを意味していました。

9月の最後の数週間は強烈でした。これだけ多くの分散化されたプロジェクトのローンチに要する大変さを伝えることは難しく、長時間の作業と睡眠不足が発生することを意味していました。

9月24日、バリデーターはSKLノードのローンチを開始しました。これは分散型SKLネットワークの最初の実装となりました。全部で46のバリデーター組織が合計150のノードをローンチしました!これらのチームは、裏では誰にも知られていないヒーローでした。多くの人はプロジェクト名、取引所、パブリックセールのプロバイダなどを目にします。しかし、バリデーターはプルーフ・オブ・ステークネットワークの中核となる部分です。バリデーターは、ローンチの数ヶ月前にネットワークをテストするために長時間を費やし、ネットワークのガバナンスや製品の要件についての意見を提供します。問題が発生した場合には、真っ先に対応し、問題の修正をサポートします。彼らは、昼夜問わずネットワークのアップグレードを行い、修正作業を進めます。また、ネットワークの分散化とセキュリティの中核部分を担い、グループとしての強さと分散化の意志を持っています。SKALEバリデーターについてはこちらをご覧ください。

カストディプロバイダも立ち上がる必要がありました。BitgoとFinoaは、ネットワークのローンチに不可欠な、カストディとステーキングのサポートを構築しました。

9月31日、ローンチまで残り42秒残った状態でデリゲーターから最後の要求が届き、Blockdaemonに受け入れられました。それはネットワーク内で最大のデリゲーションであり、ローンチの成功に不可欠な要求でした。

10月:フェーズ2ローンチ!!!

簡単に説明すると、ネットワークはローンチされ、計画通りに動きました。すべてのQAテストと数え切れないほどのエンジニアリングや、バリデーターおよびオーディターの仕事がすべて実を結びました。SKALEはローンチし、ネットワークとトークンは90ヶ国から4,000人以上の人々が集まり、完全に分散化されたネットワークを運営するために使用されていました。詳細はこちらをお読みください。

ローンチに関わった数百人の関係者は、ようやく数週間の休暇を取ることができました。


11月:12月の準備

11月は、新しいバリデーターを立ち上げたり、取引所のリストを準備したりと、大変な月でした。12月を成功させるためには、またしても多くの関係者をうまく組み合わせる必要がありました。スマートコントラクトに組み込まれた期限に間に合わせるためには、最終的な交渉やパートナーシップの合意をホリデーシーズン中にまとめる必要がありました。トークンは12月1日午前0時(UTC)に有効化され、ネットワークをサポートするためのリストやパートナーシップに関係なく流通することになります。私たちは、それを実現するためにプッシュする必要があり、プレッシャーがありました。

ネットワークを構築するには、DEXの流動性プールをサポートする取引所やコミュニティを含む多くの異なる関係者が必要です。


12月:メインネットフェーズ3。解禁!

SKLトークンは12月1日午前0時(UTC)に流通しました。BinanceとHuobiはともにトークンの上場に大きく貢献しました。コミュニティはUniswapに流動性とプールを提供するために集まりました。

流動性は、ネットワークの健全性を確保するための重要な要素です。バリデーターやデリゲーターは、最終的に貢献に対するリターンを得るために流動性を提供する必要があります。開発者は、SKALEチェーンに対する支払いをするために、トークンを購入する必要があります。

メインネットフェーズ3は成功しました。全体的には素晴らしいローンチとなり、一つの大きな節目となりました。詳細はこちらをご覧ください。


2021:次なる目標について

要約すると、2020年は大変な1年でした。SKALEコミュニティは約100人から世界で1万人を超えるまでに成長しました。SKALEネットワークの3つのフェーズが成功裏にローンチしました。さて、次なる目標は何でしょうか?

2021年はスマートコントラクトの年になりそうです。この3年間、多くの人が話題にしてきたような真の成長と牽引力が見られるようになるでしょう。

SKALEの観点から、来年の今頃までに何百ものdAppを稼働させ、毎日ネットワーク上で何百万、何億ものトランザクションが発生するようなネットワークを目標としています。

また、新しい地域で新しい取引所のリストが公開され、より多くの人がSKLにアクセスできるようになると、コミュニティも成長していきます。新しいパートナーシップが形成され、ネットワークの全領域での成長をさらに促進していきます。これらのパートナーシップは来月中に発表される予定です。

ワクワクするような1月を迎えることを楽しみにしています。2021年を元気にスタートさせましょう!!

あけましておめでとうございます!

Jack

参照先:https://skale.network/blog/2020-skale-year-in-review/